こんにちは、御来屋です。
折尾・若戸・くろがね線編で同行した北九州路上観察隊(隊員2名)のM隊員のリクエストで、九州鉄道記念館に行ってきました。ちょっとウソつきました。リクエストじゃなくて、私が勝手についていっただけです。
そのついでに、「新幹線変形ロボ シンカリオン」の第21・22話で登場した北九州市の舞台を完全再現するべく撮影してきましたので、私の大好きな北九州市の門司港と小倉を紹介していきます。
なお、作中にはスペースワールドも登場していますが、2017年12月31日限りで閉園。アトラクションも全て解体され、現在はTHE OUTLETSとなって営業しています。
九州鉄道記念館
門司駅旧駅名標
九州鉄道記念館のエントランスには、九州鉄道の0マイル標(=起点)とともに、開業当時の駅名標が再現されています。門司港駅は当初「門司」を名乗っていました。
補足:門司港駅について (2019/4/9追記)
よく見ると作中では、まだ復原工事中の門司港駅の覆いが描かれています。
2018年11月に駅舎部分が、2019年3月に施設全体がグランドオープン。自分の撮影した写真には駅舎の屋根が見えています。
エントランス
九州鉄道記念館のエントランスにはまず、2両の蒸気機関車(59634・C59 1)が展示されています。その奥にも保存車両が続きます。M隊員は14系客車の寝台をめちゃくちゃいじってました。
800系新幹線のフェンスも作中にそのまま再現されていますね。記念館の敷地内にいくつか置いてあるのを見ましたが、おそらく特注だと思います。
ミニ鉄道ステーション
鉄道記念館の敷地内には、子供用のミニ鉄道が運行されています。ちっちゃいゆふいんの森、ちっちゃいソニックなどがいますw
信号設備なんかもちゃんとあって、結構本格的な作りだったりします。
本館(旧九州鉄道本社)
九州鉄道記念館は、元々は九州初の鉄道事業者「九州鉄道会社」の本社として、1891年(明治24年)に博多から移転してきたもの。現在の記念館は本社の建物を利用し、2003年にオープンしました。
決して大きくはない鉄道資料館ではあるものの(というか大宮と京都が巨大すぎると思う)、特に昭和30年代までの歴史展示が充実しています。
施設名 | 九州鉄道記念館 |
住所 | 福岡県北九州市門司区清滝2丁目3-29 |
休館日 | 第2水曜(8月は除く) ※7月は第2水・木曜 |
営業時間 | 9:00 – 17:00(最終入館16:30) |
Webサイト | http://www.k-rhm.jp/ |
門司港レトロ地区
明治時代から商港・旅客の玄関口として大変栄え、明治~昭和期の近代建築が多く残る門司港は、1990年代前半に「門司港レトロ地区」として、観光向けに再整備されました。
現在では日本のみならず、アジアを中心とした観光客で連日賑わいを見せています。
コスプレ(ドレスコードは「門司港レトロにふさわしい衣装であること」)のまま施設に入ることも可能なイベントも、定期的に開催されてますね。
海沿いの道
下関の唐戸地区と門司港レトロを約5分で結ぶ「関門汽船」の乗り場を背に左へ進むと、作中に出てきたのと全く同じ風景に出会うことができます。
中央の高層ビルは高層マンションの「門司港レトロハイマート」。最上階が展望室となっています。設計は日本を代表する建築家・黒川紀章氏。
劇中では、背景の古城山の形も綺麗に再現。この山の中腹にある展望台は、関門橋の撮影スポットとして有名です。
ハヤトくんがうなだれていたベンチ
先程の場所からもう少し進むと、主人公のハヤトくんが「空なんて飛べない」とうなだれている石のベンチが並んでいる通りに出ます。
場所の特定自体は容易でしたが、描写はデフォルメされているようです。
ここから更に直進すると、「ブルーウイングもじ」という橋へと繋がります。昼間におよそ1時間に一度昇開する、歩行者専用かつ観光用の跳ね橋です。
旧門司税関
旧門司税関は明治45年(1912年)築。1994年に壁の煉瓦を特注し、往時の姿に復元されました。
現在は税関の資料館となっており、見学は無料。密輸の手口などが紹介されている展示室もあります。
門司港レトロ地区が整備されたばかりの頃にその展示室を訪れた際、摘発・押収された偽ブランド品を紹介するコーナーもあったのですが、その中に
「MIKI MOUSE」
という、ミキハウスとミッキーマウスをダブルでパクった大胆な商品があったことが、25年ほど経った現在でも妙に印象に残っています。現在でも展示されているかは不明です。2023年に訪れたところ、既になくなっていました。面白かったのに……
施設名 | 旧門司税関 |
住所 | 福岡県北九州市門司区東港町1-24 |
休館日 | 年中無休 |
営業時間 | 9:00 – 17:00 |
Webサイト | http://www.mojiko.info/spot/zeikan.html |
港ハウス
跳ね橋を渡り終えると、すぐ先に「港ハウス」が現れます。
観光物産館となっており、市場やお土産売り場、カフェやレストランなどのテナントが入っています。門司港レトロの中では後発の施設です(確か整備された当初はなかったと思う)。
作中ではこの中で、門司港名物の焼きカレーを食べていました。店内はたぶん別のロケーションかな? 余談ですが、作中で店内に展示されていたサインは、シンカリオンのキャスト陣のものだそうですw
自分が撮影した写真には建物の前に「紙芝居」ののぼりが立っていますが、休日はだいたいストリートパフォーマーか紙芝居屋さんがいます。
施設名 | 港ハウス |
住所 | 福岡県北九州市門司区東港町6-72 |
定休日 | 店舗により異なる |
営業時間 | 9:00 – 18:00(かいもん市場は9:30から、北九州おみやげ館は10:00から) |
Webサイト | http://www.mojiko.info/spot/minato.html |
おまけ:芋伝説のスイートポテト
門司港駅を出てすぐ右に進み、国道3号線を跨いだ先に「芋伝説」という、何ともインパクトのでかい名前のお店があります。
サツマイモの専門店で、こちらのスイートポテトが絶品だというウワサを聞いてず~~~~~っと食べたかったのです。
行く時間が遅すぎて焼き芋しか売ってないこと2回、
スイートポテトが売り切れてたので大学芋を購入したこと1回、
定休日だったこと1回、
行く時間が早すぎて焼き芋しか売ってないこと1回。
6回目の訪問でようやくゲットできました! お昼の12時なら大丈夫みたいです!!!!!
お味のほどは、今まで食べたスイートポテトの中で一番美味い。甘いんですがクドくなくて、サツマイモの素材の甘みを150%くらい生かしたものです。
下馬評通りめっっっっっっちゃくちゃ美味い。ぜひご賞味ください。
店名 | 芋伝説 |
住所 | 福岡県北九州市門司区栄町7-22 |
定休日 | 木曜 |
営業時間 | 11:00 – 18:00 |
Webサイト | http://aot.o.oo7.jp/imoden.htm |
小倉駅
北九州、ひいては九州全体の陸の玄関口ともなっているのが小倉駅。
新幹線・在来線も含めた全ての特急・快速列車が停車する、北九州市の中心駅です。JR九州管内全体での乗車人数でも博多駅に次ぐ2位となっています。
門司港駅からは鹿児島本線で10分ほど。
外観
モノレールが駅舎から生えているような外観が特徴的な小倉駅。
作中と全く同様になるようなアングルを探すのに一苦労。M隊員も「簡単かと思ってたけど正直ナメてたっす!!」と管を巻いていました。
2017年頃にペデストリアンデッキに太陽光発電システムつきの屋根が設置され、現在は全く同じ画は再現できません。
コンコース
小倉駅の在来線3階改札口(7・8番ホーム側)から出ると、このような大きなコンコースへと出てきます。
この日は古本市を開催していました。休・平日問わず各地の物産展など多くの催し物も開かれており、劇中を再現するのは実は中々難しいかもしれません。
手前の柱には、Jリーグチーム「ギラヴァンツ北九州」の本拠地である「ミクニワールドスタジアム北九州」への案内が書かれていますが、その地図まできちんと再現されていますね。
超進化研究所大宮支部の面々と、門司支部のレイくんが会話していた場所。
ベンチは円形のものに書き換えられているようです。
モノレールのりば
22話の終盤でレイくんとお別れした場所です。
小倉駅の駅舎にはモノレールが直接乗り入れており、コンコースとはオープンな構造になっています。
散々見慣れているので何とも思っていなかったのですが、Twitterで視聴者の反応を見て、初めてコレが面白い構造なのだと気付かされた次第です。
作中の車両はラッピング無しの原色ですが、実際に走っているものは私が撮影したように、全面ラッピングが施されているものがほとんどです(撮影中、一度だけ原色のものがやってきました)。
おわりに
いかがでしたでしょうか(中身スッカスカのまとめブログ風に)。
皆様もシンカリオン舞台探訪と一緒に観光をお楽しみください。なんだったら私が案内します!(ÒωÓ)
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