【ドゲンジャーズ】《メトロポリス》第5話ロケ地ご案内

　こんにちは、ロケ地案内人の御来屋です。

旧志免鉱業所竪坑櫓

　検挙された悪の秘密結社社員が収監されていた施設(外観)は、志免しめ町にある旧志免鉱業所竪坑櫓。
　こちら、ハイスクールの第4話のロケ地ご案内の余談で少し触れていました。

　高さ47.65m。この櫓の真下に掘られた深さ430mの竪坑から石炭を上げたり、逆に工具を下ろしたりするための、いわゆるエレベーターのようなものとして1943年(昭和18年)に竣工しました。
　開山から閉山まで、一貫して国(旧日本海軍と日本国有鉄道)による経営でした。1964年(昭和39年)に炭鉱が閉山した後は放置され「九州最大の廃墟」として有名に。

　2009年に国指定重要文化財に指定されて以降、2018年から3年にわたる保存修理工事が行われ、現在は周辺に公園も整備されてすっかり綺麗な姿になっています。

門司赤煉瓦プレイス

　特別収監所の屋内は、北九州市門司区は門司駅前にある門司赤煉瓦プレイス内で撮影されました。
　こちら、キタキュウマンのPV「Hey!!北九州」にも一瞬登場しています。

　志免の立坑櫓と同じく、こちらも近代化遺産ですね。筆者の大好物です。
　赤煉瓦プレイスの施設は煉瓦館・旧醸造棟・旧組合棟・倉庫の計4棟の建物から構成されています。そのメインになるのが、ロケ地となった旧サッポロビール醸造棟。
　1913年(大正2年)築で、当初は帝国麦酒の工場として建設されました。合併・分割を経て最終的にサッポロビールの工場に。2000年(平成12年)に大分県日田市に新工場が建設されるまで、実に87年に渡って操業されていました。
　これらの建物は2007年(平成19年)に、国の登録有形文化財となりました。

　醸造棟内部は通常非公開ですが、時々一般公開される機会があります。夜間のライトアップも雰囲気あって素敵なんですよねぇ。ぜひ訪れてみてください。

昇町親水公園

　修羅王丸＆ユズユズが歩いていたりオーガマンと戦うシーンが撮影されたのは、春日市の昇町親水公園。

　東映特撮恒例の！水落ちシーン！
　「リターンオブへし切長谷部」以降、撮影のほとんどを福岡のスタッフが担当。それにあたっては、特撮生き字引である鈴村監督イズムがふんだんに継承されていますね。

那珂中央公園

　オーガマンがピンチに陥ったのち、ハイテクおじいちゃんがやくいく手帳を持ってきてくれた公園は、福岡市博多区にある那珂中央公園。今期のEDにもチラッと登場していました。
　竹下駅からほど近く。ららぽーとのついでに聖地巡礼なんていかがでしょうか。

　この中で流れていた「薬剤戦師オーガマン」のヴァイオリン演奏は、ファイナルファンタジーXVでも演奏を担当された世界的ヴァイオリニスト、大曲翔さんによるものとのこと(第5話放送後シャベリーマンツイキャスより)。
　前期《ハイスクール》では期間限定全話公開ですべての英語字幕を担当されていた、世界的ヴァイオリニストです。どういう人脈なんだろう。

なんと公式化！聖地巡礼マップもよろしくお願いします

　2023年より、聖地巡礼マップがまさかまさかの公式になりました！！！
　筆者は引き続き一人のファンとして、やることは何一つ変わらない感じで頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします！